小辞典

このページは、精神病理学に関する用語を整理するための小さな辞典です。

単なる定義ではなく、その用語がどのような問いの中で使われてきたのか、どの概念と隣り合っているのか、どこで理解が難しくなるのかを、少しずつ整理していきます。

長い山道の途中で、ふと灯りの見える小屋のような場所になればと思います。

分類

この小辞典では、用語をひとつの並びに固定せず、いくつかの分類から眺められるようにします。精神病理学の概念は、ひとつの棚に収まりきらないことが多いからです。

症候・体験

幻覚、妄想、自我障害、離人、解離など、臨床場面で出会う体験や症候に関する用語を扱います。

構造・形式

体験の内容そのものよりも、それがどのような形式や構造をもつのかを考えるための用語を扱います。

了解・診断論

了解、了解不能、体験反応、人格発展、病的過程など、精神病理学における理解や診断の枠組みに関する用語を扱います。

疾患類型・歴史的概念

現代の診断分類だけでは見えにくくなった、古典的な疾患類型や歴史的概念を扱います。

時間・自己・実存

時間の構造、自己の成り立ち、現存在、世界内存在など、精神病理学と哲学の境界に関わる用語を扱います。

人名・学派

精神病理学の概念を理解するうえで重要な人物、学派、思想的背景を扱います。

この辞典の方針

各項目では、次の点を意識します。

  • ひとことでいえば何か
  • どのような文脈で問題になるか
  • 近接概念とどこが違うか
  • どこが難しいか
  • Esprit内の記事との関連
  • 参考文献

項目は随時追加していきます。